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避妊薬の仕組みと長期服用で気をつけたい副作用

2019年08月13日
カプセルと黄色の錠剤

避妊薬は低用量ピルとも呼ばれ、毎日1錠飲めば、避妊することができます。

確実な避妊をするためには、まず妊娠の仕組みを理解することが大切です。
生理が始まってしばらくすると、卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されて卵胞が成長を始めます。
卵胞が大きくなると、黄体形成ホルモン(LH)が一気に分泌され、その刺激で卵胞が破れて卵子が放出されます。
これが排卵で、排卵された卵子が精子と出会うと受精が起こります。
排卵後の卵胞から分泌される黄体ホルモンは、着床しやすくなるように子宮内膜を整えます。
受精卵は、分割を繰り返しながら卵管から子宮内に運ばれ、7日後ごろに子宮内膜に潜り込んで、着床します。
こうして妊娠は成立します。

避妊薬には女性ホルモンが配合されていて、その働きで妊娠の成立をブロックします。
まず、排卵を促すFSHの分泌を抑えるので、排卵が抑えられます。
子宮内に精子が侵入するのを防ぐために、子宮頸管の粘液を変化させます。
そして、万が一受精した場合にも着床を防ぐために子宮内膜が厚くなるのを防ぎます。

避妊薬は、最初は生理が始まった日から飲み始め、毎日1錠、ほぼ同じ時間に飲む必要があります。
長期服用することになりますが、飲み始めにはマイナートラブルと呼ばれる副作用があります。
頭痛や軽い吐き気、だるさなどの症状で、ホルモンバランスが変わるために起こります。
1~2ヶ月で解消されますが、気になる場合には医師に相談してください。

頻度は少ないですが、長期服用で起きる副作用として、血栓症のリスクがあります。
脳卒中や心臓病に結びつきますので、ふくらはぎの痛みしびれ、激しい頭痛、胸部の鋭い痛みなどがあれば、服用を中止して医療機関を受診してください。
喫煙すると、副作用のリスクが高まりますので、避妊薬を長期服用するなら、禁煙することをおすすめします。